本日のお題は『反転したベクトルの取得』です。
あるベクトルを反転させた方向を取得します。この処理自体がどういうときに役に立つかはプログラムの要件しだいですが、たまに使う機会があるので、覚えておいて損は無いです。
1. 環境
今回はFreeCADのAPIを使って、反転処理をしてみたいと思います。
- FreeCAD 0.18
2. 反転した方向を取得する方法
多分今までの記事の中で一番シンプルな内容になるかもしれません。
簡単に言うと、下図の赤いベクトルを取得します。
3. プログラムを書いてみよう
今回もFreeCADのAPIを使って計算していきます。
# -*- coding: utf-8 -*- import FreeCAD vec = FreeCAD.Vector(10,20,30) unitVec = vec.negative() FreeCAD.Console.PrintMessage(str(unitVec))
Vector (-10.0, -20.0, -30.0)
ちなみにこのnegativeというメソッドはドキュメントに載っていません(2019/10/..現在)。
メソッド自体をどうやって見つけたかというと、下記GitHubのXMLドキュメントを見た時に見つけました。
freecadweb.org様のページに、下記ドキュメントのページは最新ではないため、ソースコードドキュメントなどを参照するように記載されています。
(October 2019) Do not edit this page. The information is incomplete and outdated. For the latest API, see the autogenerated API documentation, or generate the documentation yourself, see Source documentation.
APIの有無を確認される方は、GitHubのソースコードドキュメントを参照したほう良いですね。新しいAPIが公開されているかもしれませんよ。
4. まとめ
- ベクトルの反転にはnegativeを使う
- APIの調査をする際は、GitHubのソースコードドキュメントも確認すること
5. 最後に
今回のお題はサッパリしていて、他の記事と比べれば、やや楽でしたかね?
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