興味があろうがなかろうが。

なるべく役に立つ、とがった内容を記していきたいと思います。

【FreeCADプログラミング】自作プログラムの作り方と実行方法

本日のお題は『自作プログラムの作り方と実行方法』です。

今のままでは、Hello Worldすら試すことができないので、まずはプログラムの走らせ方をささっと覚えましょう。

かなりあっさりしているので、ご安心ください。

1. 環境

  • FreeCAD 0.18

※Pythonのソースコードを書くことになりますが、Pythonのモジュールを別途インストールする必要はありません。FreeCAD内にモジュールが含まれています。

2. 操作手順

2.1. FreeCADを起動する

まずはとにかくFreeCADを起動しましょう。

f:id:appli-get:20191012112243p:plain

FreeCADのスタート画面

2.2. マクロ画面を起動

上部メニューの[マクロ - マクロ...]を起動します。

下図のような画面が表示されます。

f:id:appli-get:20191012112300p:plain

[マクロ - マクロ...]を実行した際に表示される画面

※ちなみに、現時点ではモデルを作成したり、作成済みのモデルを読み込む必要はありません。

2.3. マクロプログラムを作成

右側にある作成ボタンを押します。

押すとファイル名を入力する画面が表示されるので、好きな名前を付けてください。

ちなみに、ここで作成されたファイルは1つ上の画像の最下部に記載されているフォルダに保存されます。

保存される際は『〇〇〇.py』ではなく、『〇〇〇.FCMacro』という拡張子になります。

f:id:appli-get:20191012111924p:plain

マクロの名前を決める画面

2.4. プログラムを書いてみよう

とりあえず、画面の左下にあるメッセージ表示欄に『Hello World!』が表示されるプログラムを作ってみましょう。

# -*- coding: utf-8 -*-
import FreeCAD

FreeCAD.Console.PrintMessage("Hello World!")

 

Hello World!

f:id:appli-get:20191012112533p:plain

Hello World!のソースコード

コードが書けたら、[Ctrl + S]キーで保存しましょう。

2.5. プログラムを実行してみよう

プログラムを実行する際は、メニューの[マクロ - マクロの実行]を押してください。

押すとプログラムが走り、FreeCAD画面の一番左下に『Hello World!』という文字列が表示されているはずです。
※少し経つと自動的に表示が消えてしまうため、もう一度見たいときは再度『マクロの実行』をしてください。

f:id:appli-get:20191012112341p:plain

Hello World!がメッセージ表示される

動作すれば今回のお題は終了です。

3. まとめ

  • プログラムを作成する際はメニューの[マクロ - マクロ... - 作成]
  • プログラムを実行する際はメニューの[マクロ - マクロの実行]
  • モデルに関係しないプログラムなら、起動した直後にすぐ実行できる

4. 最後に

第一歩を踏み出した感覚はいかがでしょうか。

FreeCADのプログラミングの良いところは、PythonモジュールがFreeCAD内に含まれているようで、Pythonのモジュールを別途、インストールしておく必要がないところですね。

今回はこれで終わりです。それではまた!

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